弊社いわき営業所にて行った、モルタル造形サンプル(レンガ調)作成です!
「モルタル造形」という言葉は、ほとんどの方が馴染みが無いかと思いますが、実は有名なテーマパークなどでは「モルタル造形」がたくさん使われてます。一見、本物の自然石・レンガ・枕木・タイルなどに見えても、よく見ると「モルタル造形」で作られてます。
最初に額縁を作成してラス網を貼ります。
ラス網とは、モルタルの剥落を防ぐために、モルタル下地として使用される金網の事です。
下塗りはコテ圧を掛けてしごき塗りを行います。
下塗りカチオンシーラーです。塗布することで、下地への吸い込み止め効果を発揮し、速乾性で付着が良く、防藻や防カビ効果もあります。
朽ち果てたレンガ下地の壁をイメージ。
まずはモルタルを塗り付け、型どりやカービングを行い、造形していきます。
これはヨーロッパなどにある古い壁で、煉瓦下地にプラスターをかけたものが剥がれ落ちた壁を再現しているのですが、剥がすことでリアルな朽ちた壁を表現しています。
着色は一般的な外壁塗装と同じように下塗り⇒中塗り⇒上塗りといった感じで色を少しずつ変えながら風合いを出していきます。
最後に、エイジング効果を保護し、耐久性を高めるために、仕上げコートを塗布します。
これは通常、ポリウレタンのコーティングが使われます。仕上げコートを塗布することで、エイジング効果がより長持ちし、モルタルの表面がより耐久性を持つようになります。主に屋外の施工に塗布される場合が多いです。